お通夜や告別式などの葬儀が終わると、初七日から7日ごとに逮夜を行います。宗派によっても多少は違いますが、真言宗の場合は初七日から、四十九日まで7日ごとの、夜間に行うのが一般的です。逮夜には遺族や親族、親戚などの血縁の濃い人が集まり、丁寧な読経や回し焼香などを行います。地元で評判の高い葬儀社では、僧侶へのお布施の金額、逮夜の料金なども含まれています。宗派によっても、多少は金額が違ってくるので、年長者や地元の人に平均的な相場を聞いておくと安心です。
納棺式では、髪を整え、薄化粧をして、棺に遺族の手で遺体を納め、旅支度の品であったり、思い出の品、写真などを収めます。納棺式では棺を囲み、数時間ゆっくり過ごすことになり、ここで気持ちを落ち着かせることになります。葬儀において、遺族関係者の間でトラブルになる内容もあるようです。看取りまでの期間で起こった家族の中の様々な生き違いによるトラブルには、誰が介護をしただの、誰が介護そっちのけだったの、そうした争いもあるようですが、この納棺式があるからこそ、誤解も溶けていくといいます。
長い人生の間でも葬儀を執り行う機会は滅多にあることではなく、初めてという人が大半ではないでしょうか。現在日本には数多くの業者が存在していますが、どこに依頼するかにより異なる点は多々あるのでしっかり考えて選ばなくてはなりません。業者の探し方としては、病院からの紹介や知人からの紹介はもちろんのこと、地元紙やタウンページ、CMなど広告から見つけたりインターネットを使って検索するなど様々な方法があります。
人は亡くなった際に葬儀を行いますが、式タイプにも様々な種類が増えてきています。昔から仏式タイプが多く選ばれてきましたが多くは一般葬になります。ただしより一般葬より規模を小さくしたタイプとして、家族葬と呼ばれる葬儀のタイプも需要が増えてきています。では実際に家族葬を選ぶ際のポイントですが、式の流れ自体は一般葬と同じと考えて問題はありません。通夜と告別式を2日間に分けて行われるので、遺族や親類だけでなく弔問の方も最後のお別れをする事が可能となっています。