土葬と火葬の違いというのは、知っている人も多いと考えられます。どちらも人が亡くなった後の遺体処理方法となります。火葬というのは、遺体を焼却することになり、土葬は棺を土の中に埋めるということになります。これらの方法というのは、国によって違いはあります。国内では焼却が多くなっていますが、その背景には、衛生面があり、推進されています。一昔前であればどちらも同じくらいの割合でしたが、都市部では焼却が圧倒的になり、今ではほとんどがこの方法です。
イスラム教の葬儀の特徴を知っておきたい人が増えています。病院などで亡くなると、自宅か礼拝堂であるモスクに遺体が搬送されます。遺体を丁寧に洗体をした後は、白い布を数枚使用して全身を包んでおきます。イスラム教の葬儀に使用する祭壇は、日本ほど豪華ではなく、質素なのが特徴になっており、故人の遺影を飾ることはありません。日本ではほとんどが火葬ですが、イスラムでは土葬が中心になっており、親族や友人による葬式が終わると、墓地で埋葬されるのが一般的になっています。