2018年10月28日
葬儀に用いる霊柩車の特徴と選び方
霊柩車は葬儀の際に遺体を火葬場まで運搬する車両を指します。法律上ではトラックなどと同様に貨物車両として扱われています。日本の霊柩車は後部座席部分を改造したスペースに遺体を載せて目的地まで運搬するのが一般的な運用方法です。
また、遺体の積載部分には仏式の装飾が施されているのが従来のイメージでしたが、近年では様々な宗教に対応出来るように装飾の無い、シンプルな外観の車両が普及しています。葬儀の費用は遺体を別に運搬する霊柩車の使用料金も別に加算されるのが普通なので、出費を低く抑える目的で専用の車両は使わないことがあります。
専門会社が持つ送迎バスには荷台部分に遺体を収納するスペースが用意されていることが多いので、専用の車両を使わなくても遺体を火葬場まで運ぶことが可能です。特に近年では価値観の多様化から派手な装飾の車両が忌避されるケースが増えていることから、遺体をバスの荷台に収納するプランを選ぶ割合が増加しています。遺体の運搬は貨物輸送の一環と見做される他、遺体を火葬する際には棺に収める必要があります。そのため、棺ごと収納出来るスペースを持つ大型車両を用意出来る専門会社に輸送を任せるのが無難な対処法です。