葬儀が終わりお彼岸を迎える頃には慌ただしさも落ち着きますが、時期は関東や関西だからというよりも、地域により若干の差があったとしても、毎年迎えるのは3月の春と9月の秋の時期です。3月の春分の日と共に秋に入った9月の秋分の日、これらの前後3日ほどの期間になりますので、合計では7日ほどになります。
ご先祖様へのお参りのためにお墓参りに出かけるのが一般的であり、ご先祖様に家族で感謝をする日です。年間の中では季節の変わり目に差し掛かる、春分と秋分にやってくる年に2回の行事であり、お仏壇があるならお仏壇のお掃除も行います。
主人公となるのはご先祖様ですから、生前に故人が好きだった料理などを用意して、お供えをすることも多いです。もしも精進料理を準備するのであれば、鶏肉に牛肉や豚肉などのお肉も、魚なども一切使用はしません。動物性の食材に関しては、精進料理を用意するとなった際には、すべて使わないのがマナーです。でも特に精進料理にこだわらないならば、天ぷらやお寿司にお赤飯、そばやうどんなどは定番のメニューになります。あんこのお餅も定番であり、春ならばぼたもち、秋ならばおはぎです。昔はどの家庭でもキッチンで作りましたが、現代ではスーパーで購入ができるので、あまり自宅では作らないかもしれません。