2019年10月02日

祭壇に飾る遺影は事前に用意しましょう

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最近の葬儀では、祭壇に飾る遺影もかなり自由になってきました。昔は生前の写真に着物を合成して作ったりするのが一般的でしたが、それだとどうしても不自然ですし、明るい写真にはなりません。理想としては、毎年写真館で遺影用の写真を撮影することです。

終活という言葉が一般的になってから、こういった用意をする人も増えているようです。もちろん、このときに暗い色の衣類を着る必要はなく、自分のお気に入りの服を着て笑顔の写真でかまいません。参列者たちも、故人の生き生きとした笑顔を見られた方が心が慰められますし、遺族も気持ちが滅入りません。

ただ、用意がないままお葬式になってしまう人も多いことでしょう。そういうときは最近の笑顔の写真を使ってもらうことも可能です。今はデジタルカメラの写真も残っているので綺麗な画質で遺影を準備することができます。

また、故人や遺族に強い希望があり、「どうしてもこの写真を使って欲しい」という場合は若いときのものでもかまわないようです。特に晩年病気をしていてやつれがあったような場合は、少し前の元気だったときの写真を使うことも多いです。

どうしてもこうするべき、というような決まりは一切ありませんので、故人や遺族の意向を優先しましょう。