2020年04月07日

故人選曲を葬儀のタイミングで流す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

葬儀でのBGMは、当たり障りのない心に響くヒーリング効果のある曲が随時流れています。しかし、最近では自由葬を執り行うケースであったり、家族葬なども主流となり、故人選曲で最期の別れをしたい、そうした希望や要望が増えているといいます。

供花にしても、故人が好きな花が飾られるように、故人選曲がすべて流せるものではありません。宗教上の問題もありますし、斎場には他の遺族関係者、会葬者の姿もあります。BGMとして相応しいか否か、やはりパンクやロックテイストであったり、歌詞付きであれば、その歌詞の内容も問題になるかもしれません。

例えば、お墓、命、悲しみなど、人の死を連想できる内容ならば許容範囲内ですが、BGMとして流れるわけですから、ポップで明るく、軽やかすぎる曲調はなるべく選ばないようにしましょう。歌詞が付帯されているならば、メロディーだけを流すこともポイントです。

もちろん、ポップで明るい選曲を故人が好んでいたのであれば、その旨を会葬者への挨拶のタイミングで伝えることに努めましょう。そうでなければ、スローテンポなどに加工をして流すことも考えてみましょう。著作権などの問題もありますから、事前に業者へ確認してもらうことでトラブルを回避できるでしょう。