お通夜というのは突然な場合も多く、告別式と違ってきちんと準備ができずに参列せざるを得ないことがあります。例えば、会社が終わって参列する場合、自宅に戻って喪服に着替えることが難しい事があり、そのような時に守っておきたい最低限度のマナーがあります。
まず、社会人の場合、最近では葬儀は準喪服であれば問題ないと見る向きがあります。また、仕事の帰りにお通夜に参列する場合、男性はネクタイだけ黒にした簡易な服装で参列することも認められています。あまりカジュアル過ぎる服装はマナー違反になりますが、会社の帰りにやむを得ず立ち寄ったことが分かる範囲であれば、必ずしも喪服を着なければならないというわけではありません。
次に、香典についてですが、故人との関係性を考えて香典を包むようにします。大体5千円から1万円が相場となります。香典を包む場合には、相手方の宗教に合わせる必要がありますが、御霊前であればあらゆる宗教に対応することができるため、柔軟に対応することができます。
それと、できるだけ自分で筆ペンなどを使って書くことです。字が汚くても気持ちがこもっていれば良いので、あまり筆ペンで書くことに躊躇しないことが大切です。