2017年09月26日

海外のお葬式のスタイルは日本とは全く違う

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日本は世界的に見ても、お葬式の費用が掛かる国です。参列者への通夜振る舞いや、香典返し、寺院のお布施などもあり、かかるのは葬儀社への費用だけではありません。また、日本は火葬率が99%とも言われ、極めて高いですが海外では日本と異なり、今も尚、土葬を行います。

土葬を行う理由としては死者の復活の信仰が挙げられます。遺体を焼く事で、死者が復活できないと言われています。欧米などはキリスト教徒が多くて、フランスでも火葬率は30%と少ないです。しかし、世界的に見ても土地不足は顕著で土葬から火葬に移行する考えも広まっているのが事実です。

南アメリカも土葬をする国のひとつです。広大な土地があるためブラジルでも土葬が多いです。しかし、土葬の場合は亡くなってから24時間以内に埋葬しなくてはならないと法律で決められています。そして、南アメリカは熱帯地域もあり、暑い国として知られています。

そのため、早く埋葬してしまわないと腐敗が進んでしまうことも否めません。ドライアイス等で予防する風習もありませんので、24時間以内にお葬式をあげて埋葬することが多いです。仮に朝なくなれば、夕方お葬式をあげることができますが、夕方なくなる場合には夜通し遺族が故人のそばで過ごすことになります。

また、日本とは違ってお通夜の習慣はありません。そしてスタイルも日本と比べても葬儀はかなりシンプルです。葬儀屋には頼まず、自宅で棺にそのままいれてお別れをすることもしばしばあります。遺族だけで済ます場合もあります。

急に決まることが多いということもあり、服装は基本的に普段着です。