2017年12月14日

日本と海外の葬式に関して重んじられる文化の違い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本で重んじられている葬式に関する文化と海外のそれとでは、実に大きな違いがあります。一つの違いは、喪服に関する事情です。日本で喪服と言えば、まずブラックフォーマルが基本とされていますが、海外ではそうではありません。

もちろん国によっても異なりますが、ある国においては特に喪服というものはなく、紺色やグレーのダークスーツなどが主流となっている所があります。そんな中においても、色合いは地味であるとは言え、チェックのスーツや花柄のワンピースを着て参列している人もいると言われています。

また別の国においては、喪服は黒色でなければならないといった決まりはなく、明るめの色合いのスーツやワンピースを着用しても構わないとされています。さらに、葬式の文化には故人を見送る葬儀も大きく関係していますが、日本では火葬が主流となっているのに対して、海外では土葬が主流となっている国もあります。そのため、仮にそれらの国に滞在している最中に不慮の事故などに遭った人の葬儀を行なわなければならない場合、火葬を依頼するのに高いお金が必要になったりします。場合によっては、遺骨が残らないほど粉になるまで燃やしてしまうといったことがあり得るため十分の注意が必要でしょう。これらに加えて、もちろん葬儀は悲しみを表すものであり、笑ったり騒いだりすることをマナー違反としているという点では同じ文化であると言えます。しかしある国々においては、葬式の時に沈黙しているというよりは、抱擁をしたり近況を語り合ったりして悲しみを和らげることがマナーとなっていると言えるでしょう。