2018年01月25日
お葬式の際には宗教が関わってきます
日本と海外のお葬式の違いは、ひとえに宗教の違いが大きいです。日本は多くの国民のかたが仏教徒ですので、仏教式のお葬式を行うことが一般的です。お寺の僧侶のかたのメインの仕事と言えば、お葬式やお通夜、告別式に出席してお経をあげることと認識されている国民の方が多いです。
宗派ごとに微妙に形式はことなりますが、一般的にはお寺の僧侶のかたに葬儀を依頼するというご家族、ご遺族が多いです。埋葬方法に関しても日本と海外の違いというものがあります。日本では、法律的にも、火葬が義務づけられています。
海外、欧米諸国やアジア諸国では、土葬などもありますし、チベットなどの国では山を飛ぶ鳥に肉を食べてもらうという埋葬の仕方も存在しています。それは国民性や宗教の違いですので、一がいにどれが適切であるということは言えません。日本では火葬が一般的だということは理解しておきましょう。昨今はお葬式やお通夜、告別式などの催しを行わず、直葬といってご自宅から直接火葬場にご遺体を運ばれて、火葬を行うという形式を行うご家族が増えています。コスト面もありますが、シンプルな弔い方を望まれる方が増えているということもあります。そのほかにも多種多様な葬儀形式がありますので、自分がお亡くなりになる時のことも考えて、事前に調べておくとよいでしょう。自分の埋葬方法をはっきりと決めておくことは、生きていく上で悪いことではありません。死を意識することによって、今生きている人生をよりよく受け止めることができるようになります。